CDやDVD、あるいは放送でクラシック音楽を楽しんでいる人は、好きな曲においてのそれぞれの”定番”というのがあると思います。それは、その曲に初めてであった時のものだったり、好きな演奏者のものだったり。例えば私にとっては、ドビュッシーの管弦楽曲はアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団の盤だったり、ブラームスのクラリネット五重奏曲はウラッハとウィーン・コンツェルトハウス四重奏団のだったり。
そして私にとって歌劇「ドンジョヴァンニ」の”定番”は、1987年のザルツブルク音楽祭での演奏です。テレビの録画ですが。カラヤン指揮&ウィーン・フィル。ドン・ジョヴァンニ役はサミュエル・レイミー、ドンナ・アンナ役はアンナ・トモワ・シントウ。キャスリーン・バトルも出てきます。なぜ、この演奏が”定番”なのかというと、理由は簡単。このオペラを初めて観たのがこの演奏だからです。「はじめて」というのは印象に残るもんで、クラシック音楽のことなんて何もわからない頃に(今も大して変わりませんが)オペラって面白い!と気づかせてくれました。そして、その後いくつかの「ドン・ジョヴァンニ」に出会うのですが、やっぱりこれがシックリくるのです。
オペラというものに関心を持ち始めた頃、初めに思ったことは「オペラ歌手って体力いる仕事だなぁ。こんなに長時間、あの声で歌えるなんてスゴいなぁ。」ということでした。
もっと、音楽に感心せえよ。
2007年10月16日
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